登場！　New iPod！

　９月５日にAppleが新製品を発表するとマスコミへの招待状を送ってからこっち、新型iPodに関する噂がまことしやかに書かれていたが、フタを開けるとそれらはほぼ的を射ていたと云えよう。

　一番の大きな話題は最後に取っておくとして、まずは新しい iPod shuffle。
　去年、USB直差しのスティックタイプからクリップタイプにモデルチェンジしたShuffleはカラーバリエーションの変更のみで取り立てて大きな変化はなかった。オレンジがなくなってProduct(red)が追加されての５色展開は従来通り。

　HDD仕様のiPodはiPod classicと名前を変え、これまでのポリカーボネイト／ステンレスからアルミニウム／ステンレスへと筐体素材を変更。iPodの象徴でもあったホワイトカラーはなくなり、シルバーとブラックの２バリエーションになった。
　また、HDD容量も最大160GBへと大容量化された。これは、データサイズが約２倍になったDRMフリーのiTunse Plus楽曲への配慮なンだろうなぁと勝手に推測していたりする。

　そして、早くも第３世代へと進化したiPod nano(3rdgeneration)は、iPod classicをギュッと小さく圧縮したようなデザインになってまたまた生まれ変わった。

　このデザインの採用は、iPod nanoを動画再生に対応させるための変更だと思われるンだけど、初めて見た時はちょっと違和感を覚えたものの、よく見ると正方形に近いけど正方形じゃない、この微妙さが逆に女性受けしそうなくらい可愛く見えてくる。
　大画面化が進む近頃の携帯の液晶画面に比べれば小さく見えてしまう320×240ピクセルの２インチカラー液晶搭載で、iTunse７でお馴染みのCoverFlowも実装。
　手のひらの中にすっぽりと収まってしまうnanoで動画が観れるのはかなり魅力的かも知れない…いや、魅力的だ！

　そして大トリは、今日１日、ニュースやワイドショーでも取り上げられているiPod touch！
　２ヶ月前に鳴り物入りでアメリカで発売されたiPhoneから通話機能とカメラ機能を省いたiPhoneそっくりなスタイルのiPod touchはiPhone同様、操作は全てタッチパネル。
　このiPod touchを手に入れれば、一体いつ日本に上陸するのかすら解らないiPhoneの操作感をひと足早く体験出来るのだ。
　正直、iPod touchがあれば、iPhoneいらねぇンじゃね、ッて感じ。

　何と云ってもiPod touchの目玉は音楽＆動画再生機能ではなく、タッチパネルを採用したその操作方法と、Wi-Fi通信によるインターネット接続じゃないだろうか？
　Safariでのネットサーフィンはもちろん、YouTubeも観れるし、iTunse Wi-Fi Music StoreからiPod touchへ直接楽曲購入が出来るようになるらしい。もちろん、iPod touchで直接購入した楽曲は、パソコンのiTunesと同期させることで、パソコンに保存することも出来る。

　とか云いながら、実際問題「Wi-Fiッてナニ？」なオレなンだけどね。
　謳い文句が、聞いたその場で楽曲購入、なンだけど、そのWi-Fiがどれだけ街中に張り巡らされているのかがちょっと疑問。

　そのiPod touchの発売は今月下旬。（オンラインのApple Storeでは今注文すると「９月28日までに出荷」になっている）
　８GBモデルが36,800円、16GBモデルが48,800円。

　欲しい！

　…けど、オレはnanoで我慢しなきゃならないかな…。