2007年10月16日(火)
ようやくコンプリート [よもやまヲタ話]
DVD「ウルトラマンメビウス」全13巻をようやくコンプリート。
ウルトラマン生誕40周年記念作品にして“ウルトラ兄弟シリーズの集大成”とも云うべきこの作品。
『ウルトラマン80(エイティ)』以降、途絶えていた実写版TVシリーズが平成になって16年ぶりに『ウルトラマンティガ』で復活。しかし、それは、オレたちの知っているウルトラの戦士、“ウルトラ兄弟”の物語ではなく、光の巨人、伝説の巨人としての復活だった。
平成生まれのウルトラ兄弟メビウスはまず、これら平成ウルトラマンシリーズを一度リセットし、ウルトラマン80以降、25年ぶりにウルトラマンが現われるというシチュエーションで始まる。
過去に現われた怪獣は全てデータベース化され、そして人々はウルトラマンの記憶、記録を持っていて、研究もなされていた。
シリーズ当初は、ウルトラマンとは何か、何故地球に現われ、護ろうとするのかに言及。
そして、劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』公開以降の後半では、ウルトラマンタロウの登場(第29話・第30話/Vol.8収録)を皮切りに、ウルトラマンレオ(第34話/Vol.9収録
)、ウルトラの父(第37話/Vol.10収録
)、ウルトラマン80(第41話)、エース(第43話/ともにVol.11収録
)、新マン(第45話)、セブン(第46話)、そして、初代ウルトラマン(第47話/ともにVol.12収録
)と次々に競演。しかも、タロウこと東光太郎役の篠田三郎氏以外は当時の人間体(?)ご本人が出演しているのだ。
ウルトラマンレオの鳳ゲン役の真夏竜氏やウルトラマン80のヤマトタケシ役の長谷川初範氏の登場はある種感動ものだった。(因みにウルトラの父の声には西岡徳馬氏が担当。そういやウルトラの母は出てきたけど、ウルトラマンキングは出て来なかったな)
特に後半(ウルトラマンタロウ登場回)では、主人公ヒビノミライがウルトラマンメビウス出ることを仲間たちに告白し、防衛隊とウルトラマンが真に協力して戦うというこれまでにはない展開に。(これまでの正体の告白は、最終回地球を去ることを悟ってすることがパターンだったよね)
最終話にはゾフィも登場(なンと防衛隊の隊長が変身!)、主人公と仲間の隊員が心を一つにして変身したメビウスと共に戦うと云うまさに40周年記念作品として盛りだくさんで最高の作品に仕上がっている。(メビウスとの競演はないが、レオの弟、アストラもちょこっと出ている)
当初は主人公ヒビノミライの笑顔に惹かれて見始めたこの『ウルトラマンメビウス』だが、見続けるごとに深みを増し、大人も懐かしめると同時に楽しめる作品だと実感した。
そして現在、『大決戦!超ウルトラ8兄弟(仮)』と題して先に書いたウルトラ兄弟から漏れた平成ウルトラマン「ティガ」「ダイナ」「ガイア」と昭和ウルトラ兄弟競演の映画が来年公開に向けて製作中らしい。
なンと主役はティガ! しかも主人公をV6の長野博が再演すると云う。
まぁ、全員出演するかはまだ確定していないようだが、どうやら円谷はこれらの平成ウルトラマンをウルトラ兄弟に組み入れる方針にしたようだ。別世界の平成ウルトラをどう合流させるのか、楽しみにしていたい。
じゃぁ、「コスモス」は? 「ネクサス」は? 「マックス」は? という疑問が生まれないでもないが、いずれこれらも組み入れられるンじゃないだろうかね。
再来年の映画のために温存、ッてところだろうかね?
Posted by 源九郎 at 14時16分
コメント
この間、タイと共同製作された映画(タイトル忘れた。ハヌマ-ンが出てる作品)を観た。
ラスト近く。ウルトラ兄弟全員がゴモラをフルボッコ。
そんなゴモラの姿に泣けた。
その作品の所為で円谷とタイの制作会社とでもめてるンだよね。
タイ版ウルトラマンが勝手に作られたりして。
パワードもグレートもオレは見たことないンだなぁ。丁度、特撮から離れていた頃なンだよね。